パンが好き、な人は多いんだろうが、もちもちはどうだろう?

気負わなければ案外書けるものなのかもしれない、ブログ。


パンは好きではあるが、人並みである。
昨日奥さんが船橋市内の「Queue」(クーと読む)というパン屋で買ってきた菓子パンを食べたのだが、これがおいしかった。
菓子パンなどという呼び方をしてもよいのだろうか?
マンゴーがのっていて、中にカスタードクリームがたっぷり、いや重さで表現した方がよい、ずっしり。
菓子パンというよりデザートのようである。


パンは好きではあるが、人並みである。
そのパンのおいしさを感動的に表現する術をもたない。ので、おいしかったが、ひとから涎を絞り出すような表現は他のパン好きの方にお任せする。
どうやら評判のパン屋のようである。小さい店だが、お客がその店で目当てのパンの焼き上がり時間を狙って、押しかけるのだとか。
「Queue」「パン」と検索すればすぐに見つかるので調べてみるとよい。パンに目のない人は。
パンに目のない人は恐らくすでに知っているか。


パンは好きではあるが、人並みである。
おいしいパンを求めて食べ歩き、などとは思いもよらない。
まだ学生を卒業してフリーターなぞしていた頃、夜勤の帰り道パン屋の店頭で前日の売れ残りのパンを5、6個まとめて200円で売っていたのをよく買って帰った。
食べながら帰った。家に着くまでにその5、6個を食べ終わってしまい、自宅近くのコンビニでさらに菓子パンを買い足す、ということもしていた。
菓子パン漬けの日々もあったのだった。決して美食的な意識などもなく。
カレーパンをぐちゃぐちゃに握りつぶしてポルノっぽく撮るという映像作品をつくったのもこのころ。
味わうというのでなく、ただただ菓子パンの柔らかさ、甘さにほだされていた。
そうするとどうなるか?体重がみるみる増えるのである。
10年以上も昔のこと。


つい昨日のこと、おもいがけず新しい菓子パンにグッと心をつかまれてしまった。
ファミマで見つけた「もっちもちたまご蒸しぱん」という菓子パンである。
あまりのもちもちさに、一口目で思わず笑みがこぼれてしまう。不思議な菓子パンである。
気がつくと菓子パンコーナーの商品には、「もちもち」「もっちもち」という食感を売りにした商品が多いのだった。
ついこないだまでは「もちもちホットケーキ」というのに心奪われていた。
「もちもち」つながりで別の「もちもち」に手を伸ばしてみようという、気まぐれ。


何度も書くが、パンは好きでも人並みである。
新発売のパンを片っ端から食したい欲望は、ない。
食べることに関してはそれほど貪欲では、ない。
コンビニではとくに、食べなれたもの、オーソドックスなものを好んで手に取る。
購買行動は保守的。
菓子パンといえば、実は不動のものがあり、ヤマザキのロングセラー「コッペパン ジャム&マーガリン」、これ。
大体悩んだらこれを買う。
「もちもち」や「もっちもち」はまだまだ新参者である。
それでもこの2日間で「もっちもちたまご蒸しぱん」を3つ食べる。
まだもう少しは楽しめそう。